袖振り合うも多趣味の縁

日々のこと、趣味のこと。言いたいことを、呟かせてください。

実家に日帰り

 

やっと色んなことが落ち着いたので、1度実家に帰省してきました。

今一人暮らししているところから、約3時間ほどで帰れるので、そこまで遠くない道のり。

 

久々に、何年も使ってきた電車に乗る安心感を得ました。

いつもは駅から自転車で30分でしたが、それも今となっては無いので、バスに乗って帰ります。当時も、たまに自転車の鍵をなくして終バスで帰ったり、自転車で来なかったことを忘れて遅くまで遊び、終バスを逃したりと、たくさんの思い出が蘇ってきました。

 

バスを降りると、地元の風を感じて懐かしさと共に安心感が押し寄せてきました。

気温が30℃を超えて、とても暑かったのですが、それもまたこの辺りならでは。

帰宅すると、夜勤前の父がまだ自宅におり、母と3人で昼食を摂りました。

父は、遊園地の割引券があるから、今度泊まりで帰って来いと、さりげなく理由をつけて会いたがっている様子。

何気ない会話をしながら、父の案内で倉庫と化した自室へ。

今回の帰省は、新たに必要になってきた私物を取りに来る目的があったので、倉庫から掘り出し作業をしました。

 

仕事に出掛ける父を送って、母と喫茶店で話をしました。母も色々と父や弟には言えない悩みなどもあったようで、「娘はいいね」なんて言っていました。

私も、仕事の話や、引っ越した先で発見したお店の話などをしました。

 

帰り際、たまたま信号待ちで弟と合流し、最近の話をしながら帰り、3人で夕食を摂りました。

久々に家族と囲むご飯、何もしなくても出てくる食事、実家という安心感に、明日の仕事を思わず休みたくなります。

 

時間の関係上、夕食後は間もなく帰路につくことに。

いつも玄関まで送ってくれる母ですが、名残惜しいのか外まで出てきました。

その目は、なんとなく涙が滲んでいるように感じます。

手を振って歩き出し、角を曲がる時に振り返ると、母はまだそこに立っており、振り返りに気付くと手を振っていました。

 

きっと母のことだから、見送った後涙しているのだろうと思うと、思わず私まで涙が滲む、夕暮れの田んぼ道でした。